最近、「のどの奥がずっとイガイガする」「鼻の奥がツーンとしてつらい」といった不調が続いていませんか?
もしかすると、それは 上咽頭炎 かもしれません。
上咽頭炎とは、鼻の奥〜のどの上のあたりに炎症が起きている状態です。
風邪のような症状が長引くのに、なかなか良くならない…。そんな時は一度、上咽頭炎を疑ってみるといいかもしれません。
どんな症状が出るの?
🔍 上咽頭炎の主な症状
👃 鼻やのどの症状
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のどの奥がイガイガする、違和感がある(特に「上の方」ののど)
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鼻の奥(上のほう)がツーンと痛い
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鼻水や後鼻漏(こうびろう)※鼻水がのどに流れる感じ
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のどが乾燥してヒリヒリする
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咳払いが増える(のどに何かひっかかっているような感覚)
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声がかすれる(慢性の場合)
🤒 全身の不調
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微熱が続く(37℃前後)
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頭が重い、頭痛
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首や後頭部が重だるい
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倦怠感(だるさ)や疲れやすさ
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集中力の低下、イライラ感
🧠 自律神経的な症状(慢性化した場合)
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睡眠の質の低下(寝つきが悪い、熟睡できない)
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胃腸の不調(胃もたれ、食欲不振など)
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めまいやふわふわ感
上咽頭炎は、「ちょっとした不調」の原因になっていることが多いのに、なかなか気づかれにくい存在です。
この症状ってなぜ起こるのか・・・原因は大きく分けると2つあります。
■原因① 長引いた風邪
風邪をひいたあと、「咳だけ残ってる」「のどがイガイガする状態がずっと続いてる」という経験、ありますよね。
実はこれ、風邪そのものが長引いているというよりも、風邪によって上咽頭の粘膜がダメージを受けて炎症が続いている状態かもしれません。
ウイルス性の風邪をひいた後、上咽頭の粘膜が完全に回復せず、そのまま慢性的な炎症に移行することがあります。
これがいわゆる「慢性上咽頭炎」で、だるさ・微熱・集中力の低下といった不調を引き起こすことも。
風邪が治ったはずなのに不調が続いている人は、実はこの慢性上咽頭炎のケースが少なくありません。
原因② 逆流性食道炎
もう一つ、見逃されがちなのが「逆流性食道炎」との関係。
胃酸が逆流してのどや食道を刺激することで、上咽頭の粘膜にもダメージを与えることがあるんです。
特に、寝ている間に胃酸がじわっと逆流するタイプの人は、朝起きた時に「のどが痛い」「声がかすれる」といった症状が出やすく、上咽頭炎につながりやすいといわれています。
食生活の乱れやストレス、睡眠前の飲食が原因になることも多く、「自覚のないうちに慢性炎症が起きていた」というケースも珍しくありません。

まとめ
上咽頭炎は、「ちょっとした不調」の原因になっていることが多いのに、なかなか気づかれにくい存在です。
長引く風邪、逆流性食道炎。どちらも一見関係なさそうに見えて、実は上咽頭にダメージを与えていることがあります。
「なんとなくのどの奥がすっきりしない…」などの症状があれば、ぜひ当院にご相談くださいませ。
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はりきゅうルーム岳 東新宿院でございます。